こんにちは、かじつとむです。
最近、「最高の脳で働く方法 Your Brain at Work
」という本を読みました。
この本では、より質の高い仕事をするために何が重要なのか、脳の仕組みから仕事の仕方を考える方法についてまとめています。
今回はその中でも「問題と解決」「プレッシャー下でも冷静に保つ」「変化をうながす」という3つのテーマについて感銘を受けましたので紹介させていただきます。
この記事を読むことで以下のことがわかります。
- 「問題と解決」「プレッシャー下でも冷静に保つ」「変化をうながす」状態を脳の特性からどのようにうながすのか理解できる
- 上記の不安に対する解決のヒントを見つけることができる
それではいってみましょう！
最高の脳で働く方法 その1：問題と解決
まず優れた意思決定や問題解決する方法について解説します。
最高の脳で働く方法として、まず知って欲しいことは意思決定や問題解決をする回数には限界があるということです。
意思決定や問題解決を行うのは、脳の前頭前皮質と呼ばれる領域で脳の4〜5％くらい使われております。
この領域は物事を深く考え抜くときに使われています。
具体的には、理解・判断・想起・記憶・抑制といった人間の行動に対して機能します。
これらの機能を組み合わせて意思決定や問題解決を人間が行えるようにしているということになります。
さて先ほども言ったように意思決定や問題解決を行うには限りがあります。
なぜなら先ほど紹介した前頭前皮質というリソースは限りがあるからです。
限りのあるリソースをすべての意思決定や問題解決に使用することは、できないということです。
よって、仕事に対してより良い意思決定や問題解決を行うためには、まず優先順位を決めます。
優先順位を決めたら、その仕事に対して脳のリソースを使っていきます。
このとき必要のないことはいっさい考えず、注意を払わないようにします。
このように、優先度の高い仕事に対して脳のリソースを使うことで優れた意思決定や問題解決を行うことが可能になります。
最高の脳で働く方法 その2：プレッシャー下でも冷静に保つ
次にプレッシャー下でも冷静に保つ方法について解説します。
プレッシャーのなかで行動を決めている脳の部位が大脳辺縁系です。
この部位では、思考や環境の関係をつなげる役目を果たしております。
たとえば、今の環境を満足しているのか不満であるのか、嬉しいのか悲しいのか、安心なのか不安なのかを決めているのが大脳辺縁系です。
人間は特に満足や嬉しさ、安心といったポジティブな感情よりも、不満や悲しさ、不安といったネガティブな感情の方に強く反応してしまいます。
そして、不安が強くなると脳機能が低下しますし、その不安を相手にぶつけてしまうと相手も不快に感じてしまい、仕事の効率が悪くなってしまいます。
このような状況を回避するためには、自分の状態や状況を言葉にすることです。
これは、一人でいるときに不安を口に出したり、メモに書くと言った行動です。
このように自分の状態や状況を言葉にすることで不安による反応を出しきり、冷静な判断をうながすようにできます。
状態や状況を言葉にするとさらに悪化すると思われるかもしれませんが、これは脳としては間違っています。
ネガティブな感情をあえて反応させて出し切ることで、冷静に自分を見つめ直すことができるようになります。
最高の脳で働く方法 その3：変化をうながす
最後に変化をうながす方法について解説します。
脳機能の面から説明しますと、脳は未来を観察するための機能を持ち合わせておりません。
よって、まだ見えない未来を考えるのは相当なエネルギーが必要です。
よって変化をもたらすためには、自分の注意を未来に対して正しく集中させることが必要になります。
これは注意を常に未来に向けさせ集中させる十分な努力と反復が必要になります。
一方で、注意は不安に向きやすく未来に集中できないことも多いです。よってできる限り不安を取り除いてあげる努力が必要になります。
たとえば、環境によって不安がある場合は環境を変える、一人であるということに不安がある場合は、できるだけ同じ仲間を見つけるといった感じです。
できる限り不安を取り除き、変化に対して何度も何度も集中していくことが大切になります。
最高の脳で働く方法 Your Brain at Work：まとめ
いかがでしたでしょうか？以下まとめです。
- 優れた問題解決や意思決定は回数に限りがあるため、優先順位をつけて行っていくこと
- プレッシャー下でも冷静に保つには、不安の状況や状態を言葉にすること
- 変化をうながすためには、不安を取り除き変化に対して何度も集中していくこと
みなさんもぜひ脳の機能を理解して、より良い仕事ができるようになっていきましょう！
また、「最高の脳で働く方法 Your Brain at Work」には、他にも「他者と協力する」といった内容や、意思決定・冷静に保つ・変化をうながす方法についてより深掘りした内容も解説しておりますので、もし興味があれば読んでみてください！
最後までこの記事を読んでいただきありがとうございました！
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