【今さら聞けない】QCDとは 概要から製造現場での使われ方について解説

品質の基礎

こんにちは、かじつとむです。

みなさんはQCDという言葉をご存知でしょうか?
元々は製造業で使われていましたが、最近だとITやビジネスでもよく使われる言葉です。

しかし、よく聞く一方でQCDをそもそも知らなかったり、なんとなく理解している人もいるはずです。

そこで、今回はQCDについて説明します。

この記事では以下のことがわかります。

  • QCDについて理解することができる
  • QCDを使って利益を出す考え方がわかる

それでは、いってみましょう!

QCDとは

QCDとは 製造品質 製造原価 生産期間

QCDとは、品質(Quality)・コスト(Cost)・納期(Delivery)の頭文字をとったものです。

より良い品質で、より安く、より速く商品やサービスを提供することが大切であるという考え方です。

またQCDにも優先順位があり、品質>コスト>納期の順番となっております。

これはどんなに安く速くつくれた商品であっても、品質がよくなければ顧客は満足せず売れなくなってしまいます。

すなわち、品質第一であることはビジネスにおいて必須となります。

では、製造業におけるQCDとはどのようなものでしょうか?
それは、製造品質(Q)・製造原価(C)・生産期間(D)です。

これら、製造品質・製造原価・生産期間についてそれぞれ説明します。

製造業におけるQCDとは:その1 製造品質

製造品質

製造品質とは、設計品質を示した仕様や図面に対して過不足なくつくる品質のことをいいます。

図面通りにつくることができずに顧客に不良が渡ってしまうと、顧客への信頼を失ってしまい商品が売れなくなってしまいます。

また、不良が発生してしまうことで、他のすべての商品を検査する全数検査やつくり直しによって製造原価が上がり、生産期間が遅くなってしまいます。

すなわち、製造品質を最優先にしなければ、製造原価や生産期間にも影響をおよぼし、最悪の場合、売上どころか賠償金等も発生してしまいます。

製造品質などの品質についてよく知りたい方は、こちらの記事からどうぞ!

製造業におけるQCDとは:その2 製造原価

製造原価

製造原価とは、商品をつくる上でかかる費用をいいます。
具体的には、材料費・労務費・経費があげられます。

製造原価の目標は1円でも安く商品をつくることです。

そのためには、先ほどあげた材料費・労務費・経費からどのようにすれば安くつくれるかを考える必要があります。

それでは、材料費・労務費・経費についてそれぞれどうすれば安く商品をつくれるか考えてみましょう!

QCD-製造原価の内訳 材料費 労務費 経費

材料費は商品をつくるための材料や細かな部品の費用をいいます。

材料費を安くするには、製造品質を満たすが過剰にならないようにほどよい材料や部品を選定することがあげられます。

製造品質は必ず満たすべきものですが、過剰である必要はありません。
過剰であるとむしろ費用を圧迫してしまいます。
ですので、ほどよい材料や部品を選定することが重要です。

また、材料を加工するときにいかにしてスクラップ等のムダを無くすように加工するかも重要です。これを歩留まりが良いといったりします。

歩留まりとは、材料の投入量に対して実際に商品に使われる材料の割合のことをいいます。

たとえば、材料1枚に対して、2個商品がつくれるよりも3個つくれるように工夫するとその分材料を少なくして商品をつくることができます。

なので、歩留まりを考えた材料の加工方法はより安くつくる上でとても重要になります。

労務費は従業員に支払う賃金をいいます。

労務費を安くするには、なるべく少ない従業員で商品をつくる工夫が必要です。

たとえば、3人でつくる商品を2人でつくれるように動きやすい工場のレイアウトを考えたり、複数人での作業をできる限りなくしていくような作業工程の工夫も必要になります。

経費は材料費・労務費以外の費用で工場の倉庫の賃料や設備の減価償却等があげられます。

経費を安くするには、設備の費用を下げることがあげられます。
そのためには商品のつくりやすさを考える必要があります。

商品をつくりやすくすることでより高度であったり特殊な工程がなくなります。
そうすることで、特殊で高価な設備ではなく、汎用的な安い設備を導入できるようになります。

製造業におけるQCDとは:その3 生産期間

QCDー生産期間

生産期間とは、商品を生産してから完成するまでの時間をいいます。

生産期間の目標は、顧客に対して希望の納期に希望の量を納入することです。
もし、顧客に希望の量を納入できなかった場合、納入不良となり、顧客の信頼を損ないます。
ですので製造品質の次に生産期間を優先する会社も多いです。

また、生産期間は1秒でも速く商品をつくることも重要です。

1秒でも速くつくることで顧客の納期を満たすようにするだけではなく、労務費も削減できるようになるからです。労務費は従業員が働く時間によって決まっております。

ですので、いかに商品を速くつくることが重要であることがわかります。

最終的には在庫を持たないようにすることが良いとされています。
在庫を持たなくなると工場の倉庫が必要なくなるため、製造原価の経費を大幅に削減することができます。

このように、生産期間と製造原価には密接な関係があることがわかります。

製造におけるQCDとは:まとめ

いかがでしたでしょうか?以下まとめです。

  • QCDとは、品質(Quality)・コスト(Cost)・納期(Delivery)の頭文字をとったもの
  • QCDにおいて、より品質良くより安くより速く商品をつくることが目標
  • QCDで最も優先されるのは品質
  • 製造業におけるQCDは製造品質(Q)・製造原価(C)・生産期間(D)のこと

以上です。みなさんもビジネスにおいてQCDを意識しながら、自分の仕事に取り組んでみてください。

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みなさんにも品質や品質管理について少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

最後までこの記事を読んでいただきありがとうございました!

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