【今さら聞けない】品質の不良とは 良品と不良の違いや種類について解説

品質の基礎

みなさんこんにちは、かじつとむです。

みなさんは不良というものをご存知でしょうか?
製造業において不良を理解し、不良を撲滅することはとても重要です。

しかし、一概に不良という言葉を聞いてもよくわからなかったりします。

そこで、今回は不良について説明します。

この記事を読むと以下のことがわかります。

  • 不良と良品の違いについて理解できる
  • 不良の種類によってやるべきことがわかる

それでは、いってみましょう!

品質管理における不良とは:良品と不良

不良とは

不良とは、製造品質が設計品質を満たしていないことをいいます。

設計品質は、顧客が満足する性能を考え、その考えをあらわす図面や仕様図の品質のことをいいます。

この図面や仕様図を判断基準にして、実際に作られた製品が基準を満たしていなければ不良になります。

一方で、製品が基準を満たしていれば良品となります。
しかしこの良品も考えることがあります。それは製造品質が過剰品質であるかです。

過剰品質とは、顧客が求めている以上の品質であることをいいます。
たとえば、商品の機能やデザインを損なわない程度のキズがあっても廃却してしまうことです。

この過剰品質は、製品の基準を満たしているので顧客には有用です。
しかし、企業にとっては廃却数の増加や工員の増員、高価な設備など利益を圧迫してしまいます。

よって、製品は不良を出してはいけない一方で過剰品質であることも良くないといえます。

また、国際規格であるISO規格では、良品を「適合品」といい、不良品を「不適合品」といいます。

次は、不良の種類について説明します。

品質管理における不良とは:不良の種類

不良の種類

不良は2つの種類にわけられます。それは内部不良外部不良です。

内部不良とは、自社内や工程内で発生する不良です。

内部不良は社内で発見されるため、ひとまずは不良を廃棄したり、手直しして良品にして納入します。

しかし、内部不良が続くと廃棄や手直しによる材料費や労務費等の損失が発生するため、企業の損失が発生します。
そのため、損失をなくすために不良の原因を特定し対策を練る必要があります。

外部不良とは、不良品が顧客や市場に流出してしまう不良です。

この場合、素早く不良の原因を特定し対策する必要があるとともに、リコールやクレームなどの顧客や社会への対応も必要となります。

これらの対応が悪いと顧客や社会への信頼を失うだけではなく、膨大な賠償金も払う必要が出てきます。

よって、まずは不良を顧客や市場に出さないことが先決となります。
そのために品質管理による不良の予防や検査による不良の流出防止を行います。

品質管理における不良とは:まとめ

いかがでしたでしょうか?以下まとめです。

  • 不良とは、製造品質が設計品質に満たしていないことである
  • 製品は不良を出さないことはもちろん過剰品質であることも良くない
  • 不良は外部不良と内部不良にわけられる
  • 外部不良とは、自社内や工程内で発生する不良のことである
  • 内部不良とは、不良品が顧客や市場に流出する不良のことである

みなさんも社内で発生する不良について、その後のアクションを考えてみましょう。

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みなさんも品質についてぜひ勉強してみて、自分の仕事の品質をあげてみましょう!

最後までこの記事を読んでいただきありがとうございました!

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