こんにちは、かじつとむです。
今までQC7つ道具の概要や、詳細としてチェックシート、特性要因図、パレート図、ヒストグラムについてまとめました。
今回は、残りのQC7つ道具の1つであるグラフについてより詳しく解説します。
この記事を読むことで以下のことがわかります。
- グラフはどういうものかを理解できる
- 代表的な5つのグラフの使い方について理解できる
それではいってみましょう!
QC7つ道具 グラフについて:グラフとは
グラフとは、データの大きさや割合を比較したり、時間の変化に対する特徴を図であらわしたものになります。
集められたデータをグラフ化することで、データの特徴を一目で理解できるようになります。
データをグラフ化する利点は3つあります。
- Excelで簡単に作れる
- データの状態や実態を理解でき、判断の手助けになる
- さまざまなグラフを作成することで、より多くの情報を得ることができる
まずExcelを使って簡単につくることができます。
これは、データをまとめることもデータをグラフであらわすこともExcelを使えば、すぐにできるようになります。
次に、データの状態や実態を理解でき、判断の手助けになります。
たとえば、データを比較するときに数値だけで見ようとすると、どれくらい差があるのか、すぐに理解することができません。
データをグラフ化し、図であらわすことでどのくらい差があるのか一目で見ることができ、結果を判断することができます。
また、さまざまなグラフを作成することで、より多くの情報を得ることができます。
これは、棒グラフや折れ線グラフといった、さまざまなグラフによっていろいろなデータの特徴をあらわすことができます。
データの特徴をいろいろな角度から図示することで、より多くの情報を得ることで、より正しい判断に導くことができます。
以上がグラフの概要となります。
QC7つ道具 グラフについて:5つのグラフ
グラフはデータのあらわしたい特徴によって、作成すべきグラフが変わります。
今回は代表的な5つのグラフについてそれぞれ解説します。
- 棒グラフ
- 折れ線グラフ
- 円グラフ
- 帯グラフ
- レーダーチャート
QC7つ道具 5つのグラフ その1:棒グラフ
棒グラフは数値の大小を比較するのに使います。
たとえば、各工場別の生産達成率を比較して、どの拠点の工場が高いのか、もしくは低いのかを見えるようにするために使います。
QC7つ道具 5つのグラフ その2:折れ線グラフ
折れ線グラフは、データに対してある期間における時間変化や傾向をつかむときに使います。
たとえば、日付別の不具合率を確認して、いつ不具合率が大きくなっているのか、もしくは大きくなっている傾向があるかを見えるようにするために使います。
QC7つ道具 5つのグラフ その3:円グラフ
円グラフはいくつかの項目で構成されているものに対して、その比率を理解するのに使います。
たとえば、不具合の項目別に対する不良件数を比率で確認したい場合に使います。
QC7つ道具 5つのグラフ その4:帯グラフ
帯グラフは、いくつかの項目の構成比率を時間変化や行動経過を同時につかむときに使います。
たとえば、不良件数の対策前後に対してどのくらい変わっているのかを確認するときに使います。
QC7つ道具 5つのグラフ その5:レーダーチャート
レーダーチャートはいくつかの項目間のバランスや標準値に対する達成度合いをつかむときに使います。
たとえば各生徒の学校の成績のバランスを確認したいときに使います。
以上が5つのグラフの使い方となります。
QC7つ道具 グラフについて:まとめ
いかがでしたでしょうか?以下まとめです。
- グラフとは、データの大きさや割合を比較したり、時間の変化に対する特徴を図であらわしたもの
- グラフ化は「Excelで簡単に作れる」「データの状態や実態を理解でき、判断の手助けになる」「さまざまなグラフを作成することで、より多くの情報を得られる」のが利点
- グラフの代表的なものとして、「棒グラフ」「折れ線グラフ」「円グラフ」「帯グラフ」「レーダーチャート」がある
みなさんもぜひグラフについて理解し、活用してみてくださいね!
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QC7つ道具についてより深く、実践的に学びたい製品開発者や工場勤務者にはぜひ読んでほしい一冊となります。
みなさんも、ぜひこの本を読んでQC7つ道具について理解してみましょう!
最後までこの記事を読んでいただきありがとうございました!
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