こんにちは、かじつとむです。
みなさんは会社経験を積んでいくと、部下を持つことがあると思います。
しかし、上司としてどのようなことを意識すれば良いかわからない人も多いはずです。
そこで、今回は部下を育てるための意識について解説します。
この意識はトヨタでも意識していることになります。
この記事を読むことで以下のことがわかります。
- 上司としてどのような意識をすれば良いのかわかる
- 部下を育てるためのコツが理解できる
また、このような上司が意識すべき方法などの仕事術は「トヨタ 仕事の基本大全 (中経出版)」という本を参考にしております。
もし興味があればこちらの本をご参照ください!
それではいってみましょう!
【トヨタ流】部下を育てるための意識:結論
部下を育てるために意識すべきことは以下の5つになります。
- 自分の分身をつくる
- 人望を集める
- ものの見方を伝える
- 部下に考えさせる
- やらせる勇気を持つ
それぞれの意識すべきことについて解説します。
部下を育てるための意識 その1:自分の分身をつくる
部下を育てるための意識その1は、自分の分身をつくることです。
これは上司である自分が組織を去ってもうまくいくような分身を育てることをいいます。
自分がもっと出世したり、キャリアアップを目指すなら、今の自分の仕事を部下ができるようにならないといけません。自分の仕事を部下ができないと結果的に会社や組織として成長することが難しいからです。
なので、上司である方は自分の分身をつくることを意識しましょう。
そのためには、部下に仕事を指示して管理をするだけや、自分で仕事をやって管理することも上司の仕事とはいえません。
部下を育てて後継者をつくることが上司の仕事となります。
部下を育てるための意識 その2:人望を集める
部下を育てるための意識その2は、人望を集めることです。
これは部下から信頼されるように仕事をしていくことです。
あの上司のように仕事をしたいと信頼できるようになれば自ずと部下は育っていきます。
逆にあの上司にはついていけないとか、能力が低いと思わせてしまうといざ困難にぶつかっても部下に見捨てられてしまいます。
仕事の面倒を見て、仕事の面白みを伝え、仕事に対して自分が率先垂範をして部下に背中を見せることによって、人望を集めることを意識していきましょう。
部下を育てるための意識 その3:ものの見方を伝える
部下を育てるための意識その3は、ものの見方を伝えることです。
これは、部下に対して「これが良いこと」「これが大切」といったことを伝えることです。
つまり、仕事の結果を見せるのではなく、結果にいたるまでのプロセスを教えていくことです。
しかし、ただ教えてはいけません。相手のプロセスを聞き、それを承認して教えていくことが大切です。
具体的には、まず部下が仕事をしているプロセスについて「なぜ」と聞いていきます。
「なぜ」このように仕事をしたのか聞いてそれを認めていく、承認していきます。
そして、自分だったらどこを意識して仕事をするか教えていきます。
このケースであれば、こんな考え方や行動をするといったことを部下を承認しながら教えていくことが大切です。
部下を育てるための意識 その4:部下に考えさせる
部下を育てるための意識その4は、部下に考えさせることです。
これは部下の仕事に対して上司である自分が答えがある場合、その答えをすぐに教えないことです。
すぐに答えを教えて指示ばかりしてしまうと、部下は上司の言われたことしかできなくなってしまいます。このような部下を育ててしまうことは上司の責任となります。
また、言われたことしかやらない部下は当事者意識が低くなってしまいます。そして、当事者意識が低い部下は、仕事の改善ができないどころかミスばかり発生させてしまいます。
よって、部下に考えさせるように仕事をしていくことが大切です。
たとえば、部下が仕事について聞いてきた場合もどうしたらうまくいくか聞き役に徹します。聞き役に徹し、部下が独自の答えを見つけたら、「やってみよう」と任せていきます。
ただし、どうしても答えが出てこない場合は仕事のヒントを出して、方向性を与えていきます。
このように部下が自ら考えることができるようになるように、部下の仕事の考えを聞き、答えを自ら出せるように上司は部下を育てることが大切です。
部下を育てるための意識 その5:やらせる勇気を持つ
部下を育てるための意識その5は、やらせる勇気を持つことです。
これは、部下に思いきりやらせるための環境づくりや、やらせた結果失敗したときの責任を持つということです。
部下にやらせるというのは、確かに失敗というリスクをともないますが、そのぶん部下が多くの学びや経験を得ることができます。
ほとんどの部下は失敗が怖くて自分で仕事をやることができません。だからこそ上司は部下に仕事をやらせる勇気を持ち、その責任を上司が持たなければいけません。
ただし、部下が失敗したときにすぐフォローできるようにすることも忘れないようにしましょう。
たとえば、工場の仕事をまかせるとき、設備が壊れても他の方法で仕事を進めることができるようにしておきます。
このように、部下に仕事をやらせる勇気を持ち、失敗したときのフォローまで考えておくことが上司として大切な仕事です。
以上、5つが部下を育てるための意識についてです。
【トヨタ流】部下を育てるための意識:まとめ
いかがでしたでしょうか?以下まとめです。
- 部下を育てるための意識は「自分の分身をつくる」「人望を集める」「ものの見方を伝える」「部下に考えさせる」「やらせる勇気を持つ」の5つ
みなさんも上司として仕事をしていくのであれば、ぜひこの5つの意識をして仕事に取り組んでみてください!
また、このようなトヨタ流の部下を育てる意識や問題の要因分析、コミュニケーション術などを勉強したい方がいるのであれば、ぜひ「トヨタ 仕事の基本大全 (中経出版)」を手に取ってみてください!
最後までこの記事を読んでいただきありがとうございました!
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