【入門者向け】統計学とは 統計の意味や統計学の種類についてわかりやすく解説

統計学

こんにちは、かじつとむです!

みなさんは、統計学って学問をご存知でしょうか?

統計学ってなんか難しそうとか、数学でなんかよくわからないことしているとか、マイナスなイメージがあると思います。

統計学がわかるとビジネスの現場でデータを見て今の状況を説明したり、意思決定のためのツールとしても使用することができるようになります。

さらには、最近はやりの機械学習やディープラーニング、AIを学習する上での基礎になっている学問が統計学となります。

今回はそんな統計学について解説します。

この記事を読むことで以下のことがわかります。

  • 統計とはどんなものなのか理解できる
  • 統計学の種類について理解できる

それではいってみましょう!

統計学とは 統計の意味

統計学の説明をする前に、そもそも統計ってどういうものか説明します。

統計を調べると以下のような解説があります。

[名](スル)集団の個々の構成要素の分布を調べ、その集団の属性を数量的に把握すること。また、その結果を数値や図表で表現したもの。「統計をとる」「統計を出す」「就業人口を統計する」

統計(とうけい)の意味 – goo国語辞典

少しかみ砕いて説明すると、

得られたデータの散らばり具合を調べて、どのような特徴があるかを表現する

というのが、統計を意味になります。

統計で表現できるものの例として、以下のものが挙げられます。

「12歳の男女の身長にはどのような特徴があるのか」

「部品の形のデータから部品の強度に関わるものの特徴は何か」

「1週間前と今とでは株価はどのような状況なのか」

このようなものが統計を用いて表現できるものとなっています。

統計がどういうものかわかったところで、次は統計学について解説します。

統計学とは 統計学の種類

統計学とは、1つのデータに対してその特徴を見出したり、今あるデータから未来を予測するための学問です。

たとえば、年収のデータを使って20代の平均年収はいくらになるかとか、各年毎の出生率から10年後の出生率はいくつになるのか推測するために使われる学問です。

統計学の代表的なものとして、「記述統計学」「推測統計学」「ベイズ統計学」の3つがあります。

記述統計学とは、実際に得られたデータから現在の特徴を見出すための手段です。

具体的には、
ヒストグラム・棒グラフ・箱ひげ図・クロス集計表などグラフや表でデータをあらわしたり、
平均・分散・標準偏差などの統計量でデータを表現することで、データの特徴を見出します。

記述統計学を使用する例として以下のものが挙げられます。

「職場の勤務データから勤務状況を知りたい」

「学力テストのデータから平均点やばらつきを見て自分の得意教科を知りたい」

「自分の会社の売り上げと利益のデータから会社がいい状態か悪い状態か知りたい」

このようなものに記述統計学が使用されます。


推測統計学とは、実際に得られた一部のデータから全体の状況を推定したり、未来を予測する手段です。

具体的には、
統計の技術に確率を組み合わせ、検定・相関・回帰を行うことで現状の問題に仮説を立て検討したり、未来を予測して今後取り組むべき課題を決めるための方法とも言えます。

推測統計学を使用する例として以下のものが挙げられます。

「ある地域の年収データから日本全体の年収データを推定する」

「過去の製品の売り上げデータから次の商品の値段を決める」

「天気予報・選挙速報・競馬のオッズ」

このようなものに推測統計学が使用されます。

ベイズ統計学は、先ほど紹介した記述統計学と推測統計学とは違います。

ベイズ統計学とは、あることが起こるであろう確率を事前に設定して、情報によって確率を変化させて予測する推定方法です。

たとえば、目の前の人が車を購入する確率を計算したりする際にベイズ統計学が使われます。

ベイズ統計学は、記述統計学や推測統計学と違い、十分なデータがなくても未来の予測をすることができます。詳しい説明は以下のリンクで解説しておりますのでこちらをご参照ください!

まとめ:統計学とは?

いかがでしたでしょうか?以下まとめです。

  • 統計とは、得られたデータの散らばり具合を調べて、どのような特徴を持つのか表現する手法
  • 統計学とは、1つのデータに対してその特徴を見出したり、未来の予測をするための学問
  • 統計学の代表的なものとして「記述統計学」「推測統計学」「ベイズ統計学」がある

みなさんも統計学について理解し、ぜひ興味を持って勉強してみてください!

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具体的には、データの分布を確認するヒストグラムや平均・分散・標準偏差といった基本統計量の算出方法や使い方、さらには統計量を推定する方法を勉強できます。

この本の特徴は、難しい数学や数式をほとんど使うことなく統計学を勉強することができます。

また、各講ごとに練習問題もありますので、こちらを解くことで統計学を体感することもできます。

統計学を初めて勉強したいと思った人や数学が苦手だけど統計学を学びたい方には、おすすめの一冊となります。

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ぜひ、統計学を勉強してビジネスに活かしていきましょう!

最後までこの記事を読んでいただきありがとうございました!

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