こんにちは、かじつとむです。
少し前に継続的な仕事の改善をうながす仕事の手法としてPDCAを紹介しました。
今回は、似たような仕事の手法OODAループを紹介します。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- OODAループの概要について理解できる
- OODAループを回すための要素がわかる
それでは、いってみましょう!
OODAループとは
OODAループは、観察(Observe)・情勢判断(Orient)・決定(Decide)・行動(Act)を回すという仕事の手法です。
観察・情勢判断・決定・行動の頭文字をとって、それを回すという意味でOODAループと言われています。
OODAループとPDCAと同じように見えて使用用途が違います。
PDCAは品質管理の現場において業務改善のために使われた仕事の手法です。
一方、OODAループは戦争で戦略を実行するのに使われていて、主に意思決定のための手法となります。
また、OODAループでは、PDCA以上にスピードが求められます。そのため、環境変化に対しても迅速な決定および行動ができるので、今の時代にもよく適合する仕事の手法です。
次は、OODAループの要素である観察・情勢判断・決定・行動についてそれぞれ解説します。
OODAループの要素 その1:観察(Observe)
観察は、文字通り環境をよく観察することです。
この環境には、自分や相手、今の現状、精神的な状態も含まれます。
観察は言い換えると、どんな状況であるのか、どんな状態であるのかなどあらゆる情報をとってくるという意味となります。
仕事をする上でどの情報が判断に使えるのかわかりません。
ですので、情報をたくさんとっていき状況をよく観察できる状態にすることがOODAループの第一歩となります。
OODAループの要素 その2:情勢判断(Orient)
情勢判断は、観察したものすべてが何を意味するのか判断をし、今後やるべきことへの方向づけをします。
これは、自らの特質や社会環境、過去のアイデア、情報推測、印象などを組合せて大部分の意思決定を行います。
情勢判断は、OODAループのなかでもっとも重要です。
なぜなら、大部分の方向性を決めることで今後の意思決定や行動を統制していくからです。
仕事の方向性を決めていくことは今後の意思決定や行動まで影響がでるので、情勢判断はもっとも重要といえます。
OODAループの要素 その3:意思決定と行動(Decide and Act)
意思決定は、情勢判断が適切に行われたときに、何をすべきか明らかになり、それを決めることです。
行動は、意思決定で決めたことに対して行動していくことです。
また、行動した結果をフィードバックして観察につなげます。
意思決定と行動はどちらも情勢判断によってコントロールされます。
これは、意思決定する人も行動する人も状況を正確にイメージして、行うべきビジョンを情勢判断を通じで共有するということです。
情勢判断がうまくいかず、大部分の方向性を決められなければ、意思決定と行動の統制がとれなくなります。
逆に、情勢判断によって方向性がわかり、行うべきビジョンが共有できれば、意思決定も行動もスピードを速めることができ、かつ、主導性にも繋がります。
意思決定や行動がうまくいっていない場合は、情勢判断をやり直した方が良いこともあります。
以上がOODAループの要素となります。
OODAループとは:まとめ
いかがでしたでしょうか?以下まとめです。
- OODAループとは、観察・情勢判断・決定・行動のループを回す仕事の手法
- OODAループは主に意思決定を行うための手法
みなさんもぜひ仕事でOODAループを活用してみてくださいね!
終わりに:OODAループをもっとよく知るためのおすすめ書籍
OODAループを勉強するおすすめの書籍を紹介します。
なかなか聞かない仕事の手法ですが、この記事を読んでもっとよくOODAループを知りたい方はぜひ学んでみてください!
OODAループおすすめ書籍:OODA LOOP(ウーダループ)-次世代の最強組織に進化する意思決定スキル
この本は、まずOODAループの起源はどういうもので、どの状況で有効だったのかを説明しています。
その上でOODAループの要素であったり、OODAループを運用する上で必要なことについて解説しております。
また、OODAループがビジネスに何をもたらすのか、OODAループを回すための組織をどのようにつくるのか、最後は、ビジネスにどう応用するのかを知ることができます。
具体例がやや多いですが、OODAループの基礎からその応用まで詳しく書かれている良書です。
もし、OODAループに興味を持った人はぜひこの本を読むことをおすすめします。
よろしければ以下のリンクからどうぞ!
ぜひ、OODAループの勉強に活かしてみてくださいね!
最後までこの記事を読んでいただきありがとうございました!
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